mRNAワクチン中の汚染DNAによるヒトの染色体へのゲノム統合を試験管内の細胞で確認


mRNAなので遺伝子組替えは無いという厚労省説明は間違い


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解説/Explanation 厚労省はmRNAワクチンに入っているのはmRNAなので人の遺伝子には組込まれないと説明している。しかしDNAが入っているのだから人の遺伝情報に組込まれる可能性が出てくる。厚労省の説明は全く間違っており、mRNAよりも安定的なDNAは長期に残り精子や卵子の遺伝情報に取込まれる可能性すらある。

DNAの話からは逸れるが、mRNAが短期間で分解されるというのも間違いである。ノーベル賞を取得したカリコ氏の発明の肝はmRNAに含まれるウリジンをメチル化して修飾することで、mRNAが免疫系から攻撃を受け難くすることで分解され難くすることにある。

厚労省の説明は何から何まで嘘なのである。


McKernan氏が汚染DNAによるゲノム統合を確認


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解説/Explanation 実験室でmRNAワクチンに含まれる汚染DNAでゲノム統合することが確認された。McKernan氏の報告[2]によると、まずドイツのヴュルツブルク大学病院のUlrike Kämmerer(ウルリケ ケメラー)氏がmRNAワクチンを癌細胞株に投与しスパイクタンパク発現を確認した。

次にKämmerer氏の依頼でMcKernan氏が発現細胞をディープシーケンシングしゲノム統合を調査した。2回の継代培養した細胞からDNAを抽出できたとのこと。細胞分裂しても検出されるのだからゲノム統合されたと考えられる。

スパイクのDNAに加えて、汚染DNAのみに含まれるSV40とOriも検出したため、汚染DNAが継代されたと考えられる。(スパイク蛋白のDNAだけだとmRNAの逆転写の可能性もある。これも起きては駄目なのだが)

そしてヒト細胞の12番染色体と9番染色体でのDNAのゲノム統合を確認した。


荒川氏がMcMcKernan氏のゲノム統合データを再解析


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解説/Explanation 荒川氏は、McKernan氏のデータを再解析し自身でもゲノム統合が起きていることを確認し、noteで報告した[3]。

図では、McKernan氏提供のゲノム統合リード1と呼ぶデータは、黒で示された配列の通り、下に書かれた12番染色体と途中まで同じ配列であることが分る。そして途中からは赤で示されるスパイク遺伝子の配列に置き替っている。切り替わる場所には短い同一の配列(GAGAG)が存在していることも分る。

汚染DNAのゲノム統合がヒト遺伝子にどう影響するかは不明であるが、だから許されるというものでは無い。倫理的にあってはならないことが起きたわけで、接種を即時中止すべきである。それに留まらず、レプリコン含む今後のmRNA製剤の研究開発すら、DNA汚染問題を無視して推進することはヒトゲノムの改変と将来への汚染の可能性があり、許されない。


スパイク蛋白が血中から何ヶ月も検出は汚染DNA影響?


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解説/Explanation 血中にスパイク蛋白が何ヶ月も検出されるとする論文[4]があり、以前からmRNAの逆転写も懸念事項であった。逆転写は確率的には低いのだろうが、実際にスパイク蛋白が何ヶ月も検出された以上、何らかの方法で遺伝子が導入されていたのではと疑われていた。

DNA混入なら直接的にゲノム改変される可能性が高くなる。特にmRNAワクチンの場合、DNAがLNP(脂質ナノ粒子)に包まれDNA導入が容易になっている。組み込まれたDNAは、スパイク蛋白を産生するためのmRNAをS作成するために鋳型として利用されたものであることに注意して欲しい。つまりDNA自体もスパイク蛋白を産生する能力を有している。

つまり何ヶ月も検出されるのは、スパイク蛋白を産生するためのDNAが接種者のゲノムに組込まれたためでは無いかと疑われるのである。


参考文献

  1. 厚労省, 新型コロナワクチンQ&A, https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0008.html
  2. McKernan, K., Substack, Vaccine targeted qPCR of Cancer Cell Lines treated with BNT162b2, 2024/02/25, https://anandamide.substack.com/p/vaccine-targeted-qpcr-of-cancer-cell
  3. 荒川央, note, コロナワクチン汚染DNAのヒト細胞株ゲノムへの統合, 2024/03/04, https://note.com/hiroshi_arakawa/n/na5d608e4fe9d
  4. BROGNA, Carlo, et al. Detection of recombinant Spike protein in the blood of individuals vaccinated against SARS‐CoV‐2: Possible molecular mechanisms. PROTEOMICS–Clinical Applications, 2023, 17.6: 2300048., https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/prca.202300048
  5. 荒川央, note, コロナワクチン由来のスパイクタンパクは2〜6ヶ月に渡って血中を循環する: PROTEOMICS – Clinical Applicationsに掲載された論文から, 2023/10/01, https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n3614ea15248d