腎不全は紅麹の影響? ワクチン接種で腎不全などの超過死亡の累積は1万5000人
腎不全などの死者は年齢調整して2020年以前との比較で増加
- 腎不全などによる死者数を年齢調整して2016年から2023年までグラフ化
- 2020年まで慢性腎臓病以外は減少傾向だった
- 2021年と2023年でどの死因も増加傾向となった
- 2020年までのデータでの回帰線が緑で赤は予測線
2020年まで慢性腎臓病が増加傾向だったが、他は減少傾向であった。どの死因も赤の予測線を上回っており2021年と2023年で増加傾向となったようだ。
解説/Explanation
腎不全などによる死者は年齢調整して2020年以前と比較すると2021年と2023年に増加している。グラフは腎臓に関係する複数の死因を示してあり「腎尿路生殖器系の疾患」が「腎不全」など他の腎関連疾患の合計となっている。2020年までのデータを用いた回帰線を緑で示しており、赤は予測線である。
年齢調整して2021年から腎不全による超過死亡は5000人
- 腎不全だけで見ても超過死亡は出ている
- 2020年までの回帰予測線との比較で10万人あたり累計で4.37人超過
- ワクチン接種で腎不全死者が2021年から5000人累計で超過(元は年間3万人)
- 紅麹の不純物では、腎不全死者を増やす主要な原因とはなり得ない
グラフは省略するが、2016〜2020年までの平均と比較しても3000人ほどの累計になる
紅麹に不純物が入っていたようだが、それが腎不全死者を増やす主要な成分ということは考えられない。
解説/Explanation
腎不全だけで見ても超過死亡は出ており、2020年までのデータに基く回帰予測線との比較では、2021年1月から2023年9月までで10万人あたり累計で4.37人増加したとの推計となる。つまりワクチン接種始まってから腎不全で余計に亡くなった人を全人口に換算すると5000人ほどいるのでは無いだろうか。なお上で示した
年齢調整して2021年から腎不全などの超過死亡は1万5000人
- 腎不全含む「腎尿路生殖器系の疾患」でも超過死亡は出ている
- 2020年までの回帰予測線との比較では10万人あたり累計で11.8人超過
- ワクチン接種で2021年から予測より1万5000人累計で超過(元は年間5万人)
- 紅麹の不純物では、腎不全死者を増やす主要な原因とはなり得ない
グラフは省略するが、2016〜2020年までの平均と比較しても1万2000人ほどの累計になる
解説/Explanation
腎不全含む「腎尿路生殖器系の疾患」で見た超過死亡では、2020年までの回帰予測線との比較では、2021年1月から2023年9月までで10万人あたり累計で11.8人増加したとの推計になる。ワクチン接種始まってから腎不全などの疾患で余計に亡くなった人が全人口に換算すると1万5000人ほどいるのでは無いだろうか。
腎不全の2023年の死者は死者増に寄与したが8番目の死因
- グラフは2020年との比較で2023年の死者増に寄与した死因トップ10
- 腎不全などは7番目に寄与していた
- 新型コロナ死者が2番目に寄与しているがあくまで2020年との比較なので、ワクチン接種開始の2021年から増えていることに注意
なお新型コロナが二番目に多いが、あくまで2020年との比較なのでワクチン接種開始の2021年に比べて増えていることに注意すること。
解説/Explanation
なおグラフは再掲となるが、腎不全の2023年の死者は、2020年との比較で死者増に寄与した7番目の死因となっている。